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本日5時起床.
昨日は,バタバタと移動の一日でした.午前中は病院で勤務をし,14時過ぎには次の会議へとむかいました.その後,夜間の勉強会へ.
昨日の勉強会のフィードバックをしておきたいと思います.
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昨日の事例は,Cさん(20歳代・男性) 愛の手帳(療育手帳):3度,障害区分認定2.事例タイトルは,『家族の協力を得るためにはどうすればいいのか』でした.
昨日の事例提供者は,Cさん事例と言うように,Aさん,Bさん,そしてCさんなので,もう事例を3本も書いています.事例を書くごとにどんどん良くなっていきます.臨床家の方は,年に一本でも,事例をまとめることをお薦めします.事例をまとめることで,冷静に自分の行動やケースを見直すことが出来ます.頭で考えているのと,実際文章にしてみるの・・ そして,発表して言語化してみるのでは,全然違います.
さて,本題に戻ると,今回の事例の検討課題として,中心的に話し合われた内容は,①家族の協力を得るためにはどうしたらいいのか,②家族理解(システム論を中心に),③家族支援,本人支援の具体的方法についてでした.
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まず,事例提供者の方に,ホワイトボードを使用し,家族図(ジェノグラム)を作成してもらいます.ここで,視覚を通して,もう一度家族の全体像や家族成員の関係性や相互作用性を確認しました.
この図(ジェノグラム)を通して,わかってきたこと,そしてわからないことが,明確になりました(実は,分かっていないことがたくさんあったんです).
これでフロアーの,家族に対する理解が進みました.フロアーからも,様々な意見や感想,そして具体的な支援の提案などたくさんたくさん議論することが出来ました.
結論としては,①家族の価値観を理解し,共感すること.そのために,家族の話に耳を傾ける傾聴の重要性,②家族のやり方を理解することを整理しました.
つまり,本人を変化させたいがために,家族をも変化させることの方法を考えるのではなく,まずは,本人や家族の世界観にあわせることの重要性を理解しました.例えば,母親の気持ちになって,家族内を見てみると,何が見えてくるのか,何が聞こえてくるのか・・・ そして,そうしたとき,もし自分がその母親であったら,どのような言動を取るか・・・を理解すること重要であることを整理しました.
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そして,具体的な声かけとは,無理に家族に変化を強いるのではなく,家族の歩幅にあわせた介入が重要であるため,本人の「できていないこと」を母親に伝達していくのではなく,本人の最大の支援者である母親との信頼関係を構築することからはじめることが重要ではないかと指摘しました.つまり,母親が,例えば,連絡帳に,「腰が痛い」,「少し疲れが…」と,母親自身のことを書いてきたとき,本人の状況のみを連絡帳に書くのではなく,母親に向けたメッセージも積極的に書いていくことが重要です.
また,例えば,この事例で,能力的に整容動作が自立しているのに,その整容が出来ないのですが,それを家族と協働して訓練していくことも重要ですが,作業所で,母親に押し付けがましく,整容を整えるのではなく,それを当たり前で続けることで,本人の満足感や成功体験を通して,それを自宅で話すようになるかもしれない.そうしたら,その言葉を聴いて,母親は,整容動作のサポートや声かけをしてくれるかもしれません.
つまり,何が言いたいのかと言うと,家族に変化を強いる前に,まず援助者が変化することが重要であるということです.
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そして,これを機に,ギアチェンジです.もう一度,母親との関係構築を意識化,言語化していく必要があります.幸いに,この家族や母親はコミュニケーションも十分取れますし,協力もしてくれます.だからこそ,怖いのは,それに甘えて,意図的に,積極的に,援助者から関係構築を行わないことです.
昨日の事例検討で分かったことは,皆,母親のコミュニケーション能力や社会性が高いため,あたかも知っていた,理解していたかのように思っていたのですが,全然家族や母親のことを理解できていなかったと言うことです.
とてもいいタイミングでの,事例提示でした.これをきっかけに,もう一度関係を整理していくといいと思います.
雑駁ですが,昨日のフィードバックでした.
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その後,新年会も兼ねて,恒例の飲み会をやりました.その後も,色々現場の話をして,とても有意義な時間でした.が,気がつくと,午前0時.帰宅は,0時半.
で,色々と残務をして,就寝をしたのですが,本日も睡眠不足です.
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が,本日も,朝からびっちり,面接が入っています.そして,終業後,相談室内の勉強会があります.後輩ワーカーが,記録法と,プランニングについて事例を基に発表をします.
その後,恒例の飲み会です.今日も,一日頑張りたいと思います.
皆様は,お休みですか? 素敵な週末をお過ごしください.
今日も,東京は天気がとてもいいです.ノンビリ散歩でもしたいなぁ~
『「ゆらぐ」ことのできる力』 お薦めです.本書は、社会福祉実践における「ゆらぎ」を論じる。ここでいう「ゆらぎ」とは、実践のなかで援助者、クライエント、家族などが経験する動揺、葛藤、不安、あるいは迷い、わからなさ、不全感、挫折感などの総称である。筆者らは、社会福祉実践はこれらの「ゆらぎ」に直面し、「ゆらぎ」を抱え、「ゆらぎ」という体験から何かを学ぶことによって、その専門性や技術を高めることができると考えている。つまり、「ゆらぎ」を単に否定し、排除すべきものと捉えるのではなく、「ゆらぎ」という経験こそ、社会福祉実践の原点であると捉える(BOOKデータより)。
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